銀行に貯金していることが正しいと思っていると要注意!

日本人は、投資よりも貯金の方を重視する傾向があります。
子どもの頃から、銀行に貯金することを親に言いつけられて育っている人も多いでしょう。
貯金は確かに大切ですが、銀行に貯金していることが必ずしも正しいとは限りません。
貯金が正しいと思っている場合の注意点について、解説します。

銀行に貯金するのは何のため?

まずは、そもそも銀行には何のために貯金するのかということを考えてみましょう。
銀行に貯金する目的としては、いろいろなことが考えられます。
自分の目的はどれなのか、しっかりと考えてみましょう。

 

銀行に貯金する理由として考えられるのは、まず貯金を殖やしてまとまった金額にすることです。
手元に置いておくよりも、通帳に記帳された金額のほうがわかりやすいので、目標金額を達成したかどうかが一目でわかります。

 

また、手元に置いておくのが不安という人も多いと思います。
多額の現金を手元に置いておくと、泥棒に盗まれる心配をしなくてはいけませんが、通帳に入れてあれば少し安心できます。

 

また、最近では減っているものの金利目的という人もいます。
特に定期預金として預けている人は、多少金利が良くなることがその理由となっているでしょう。

 

他にも様々な理由があるとは思いますが、よくある理由としてはこの3つが考えられます。
しかし、ただ銀行に預けているだけで、その目的はきちんと達成できているのでしょうか?

 

銀行にお金を預けると、確かにその金額は把握しやすくなります。
しかし、その預けたお金の価値はそのままという保証はありません。
インフレが起こった場合、銀行に預けているお金が同じ金額であっても、その価値は大きく変わることとなるのです。

 

日本の物価は安定していると考えられているので、インフレと聞いても実感はない人が多いでしょう。
しかし、現在アベノミクスといわれる政策の中で、中長期的にインフレを起こすために通貨供給量を増やしているので、現在日本ではインフレが起こっている最中なのです。

 

インフレが起こると、当然通貨の価値は今のままではありません。
インフレの目標値としては2%なので、わずかなように思えるかもしれませんが、それが30年続くと物価はおよそ1.8倍になります。
もちろん賃金も上がるでしょうが、銀行に預けているお金は増えることはないので、ただその価値を減らしていくだけとなります。

 

手元に置いておくのが不安だから預けているという人にとっても、銀行なら安心というわけではありません。
銀行も、つぶれることはあるからです。

 

銀行は、預かったお金を他に貸し付けることで、利息を得てそれを預金の利子に充てています。
ところが、そのお金が返ってこない状態になった場合はどうなるでしょうか?
銀行が預かっているはずのお金よりも、実際にある金額が少なくなってしまいます。

 

また、銀行が預かっているお金をみんなが一斉に引き出そうとしたらどうなるでしょうか?
その場合も、引き出す金額よりも実際にある金額のほうが少ないので、引き出すことはできなくなるでしょう。

 

実際に倒産した銀行もあるので、決してあり得ないことではないのです。
一応、銀行預金については1人当たり1000万円まで保証してくれるペイオフという制度もありますが、それだけで安心できるものではないですよね。
ですから、銀行は必ずしも安全な預け先とは言えないということを、覚えておきましょう。

 

さらに、現在は日本の金利がほぼないに等しいため、預けておいてもお金を増やすことはできません。
この状態で、果たして銀行に預けてあれば安心、といえるのでしょうか?

 

生きたお金の使い方を

銀行に預けておいても、そのお金が守られるとは限りません。
それではどうしたらいいのかというと、そのお金を活かしてお金自身に働いてもらうことを考えるべきでしょう。

 

具体的な方法は、投資ということになります。
投資というと、お金を無駄にすることになるのではないか、と考える人もいますが、きちんとリスクをコントロールして行えば、投資はそれほど恐ろしいものでもないのです。

 

そのためには、ポートフォリオという投資の組み合わせを設計しなくてはいけません。
ポートフォリオは、投資の際にその分散する投資先や割合などを決めることで、どこか1か所がだめになっても他のところがカバーできるように組み合わせを考えるもので、本格的に投資をする際には必須といえるでしょう。

 

例えば、日本の銀行で定期預金をした場合の金利は高くても0.2%、低ければ0.01%未満ということも少なくありません。
それと比較して、安全性の高い日本国債であればその利回りは0.7%、アメリカの国債でも3%が望めます。

 

それ以外にも、ソーシャルレンディングなど安全性が高い投資商品の場合でも年間利回りは10%を超える見込みがあり、低くても5%程度は期待できます。
いずれにしても、定期預金などよりも高い金利に期待できるでしょう。

 

こうした安全性の高い商品と、利益が大きい商品などのバランスを設計するのがポートフォリオです。
自分の資金を守るためには、まずポートフォリオの設計から始めましょう。

 

まとめ

現在の日本の経済状況を考えると、銀行にお金を預けているだけでは到底安心できる状態とは言えないでしょう。
銀行にはペイオフという制度がありますが、それも金額の上限が限られている以上、すべて守られるというわけではありません。
その中で、しっかりとお金を守りたいのであれば、投資も視野に入れるべきです。
そのためには、セミナーなどに参加して、投資の知識を学びましょう。