貯金をしていないと要注意!

金利が低く、いくら貯金をしても利子がほぼつかないような状態が続いている現在、財産を守るために投資を始めようと考えている人が増えています。
しかし中には、どうせ利子も付かないのだからと、貯金をすべて投資に回そうと考えている人もいるのですが、投資を始める場合、貯金をしていないと要注意となります。
ここでは、その理由について詳しく解説しましょう。

貯金がなくても投資はできる?

そもそも、貯金がなければ投資はできないのでしょうか?
その答えとしては、できないことはない、ということになります。
貯金がない場合の投資について、考えてみましょう。

 

まず、この場合の貯金というのは、使わずに銀行へと預けておくお金、という意味です。
一時的に口座へと預けていて、いずれ引き出したり、引き落とされたりするお金とは別のものとして考えます。

 

貯金がない場合、投資に使われるのは生活費やお小遣い、もしくは節約して残したお金をそのまま資金にする、等のお金でしょう。
その場合、あまり大きな金額とはなりません。

 

その投資資金ですが、証券会社に口座を開設して、そこに入金する事で投資できるようになります。
そして、証券口座に入金した資金については、また引き出すことが可能です。

 

そのため、手元にあるお金をすべて証券口座に入金し、必要に応じてそこから銀行口座へと出金して、引き出すということは可能です。
そうすれば、手元にある資金を投資資金にしつつ、必要に応じて使う事もできます。

 

しかし、この投資方法では、長期的な投資ができず、またお金が必要な時にはたとえ不利な条件であっても決済しなくてはいけなくなります。
例えば、10万円を投資資金として株式投資をしたけれど、株価が一時的に下がっている状態で急遽5万円必要となった場合は、その株が値上がりするのを待つことができずに決済しなくてはいけなくなるのです。

 

このように、場当たり的な投資をしていると、損をすることが多くなってしまうでしょう。
また、少額の資金では買うことができる銘柄というのは限られてしまうため、株式投資はやはりある程度の資金がなければ厳しいものがあります。
更に問題となるのが、株式の信用取引、並びにFXのレバレッジ取引です。

 

株式の信用取引と、FXのレバレッジ取引では、証券会社に入金した資金を証拠金として、その金額の数倍の取引ができるようにするものです。
資金が少なくても取引ができると考える人もいますが、これこそ貯金がなければ厳しいものとなりかねないのです。

 

例えば、株の現物取引では、300円の株を1000株買うには30万円の資金が必要となります。
この場合、もしもこの株が200円になってしまえば、その1000株分の評価額は20万円となってしまいます。
しかし、失うのは10万円だけとなるので、残りの20万円は手元に戻すことができます。

 

一方、信用取引で3倍のレバレッジをかけ、同様の銘柄を取引していた場合はどうなるでしょうか?
まず、300円の株を1000株買うのに必要な資金は、3分の1となるので10万円です。
つまり、30万円のしきんがある場合は3000株まで買うことができます。
しかし、株価が3分の1下落してしまった場合は、全ての資金を失うこととなってしまうのです。

 

これがFXの場合は、レバレッジが最大25倍となるので、損失はさらに大きくなってしまいます。
一定以上の損失が生じた場合は、強制的に決済されることもあるのです。

 

強制的に決済されるのを防ぐには、証拠金を追加するしかありません。
そのためには、貯金がなければいけないのです。

 

このように、貯金がないまま投資を始めてしまうと、自分の意思にそぐわないタイミングで決済することになるかもしれません。

 

貯金があることの利点とは?

それでは、貯金があることの利点を考えてみましょう。
まず、貯金があるということは、投資資金は投資資金として別に考えることができます。
何かお金が必要となった時も、投資を止めずに貯金を切り崩すことで対応できるようになるのです。

 

それはつまり、投資している資金はすぐに引き上げる必要がないので、自分が有利な条件で決済できるようになるまで待つことができる、ということです。
もうすぐ株価が上がる根拠があるのに、マイナスの状態で決済しなくても良いというのは、長期的に見て大きなプラスへとつながるでしょう。

 

また、証拠金不足になった時も同様に、強制的に決済されてしまうのを待つのではなく、貯金を一時的に証拠金へと回すことができるようになるので、投資にも余裕ができます。
投資をする際は、一時的に裏目に出てしまっても、長期的に見てプラスとなることも多いので、ある程度の余裕は必要となるのです。

 

ただし、いくら貯金があったとしても、決済を先延ばしにするだけでは無駄に損をするだけです。
今後利益に転じる根拠がある場合は良いのですが、そうでないなら貯金のあるなしに関わらず早めに決済してしまいましょう。

 

投資において、投資資金とは別に貯金があるというのは確かなアドバンテージになります。
全ての資金を投資に費やすのではなく、別途貯金もしておくように気を付けましょう。

 

まとめ

投資をする際は、貯金がなければギリギリの状態となりやすいので、要注意です。
投資資金とは別に貯金があると、自分が不利となるタイミングでの決済を避けることにも繋がり、利益を得られるようになるまで待つことができるようになります。
特に長期投資の場合、途中で一時的に値下がりすることもあるので、その際は貯金があることで精神的な余裕を持つことにも繋がります。
投資をする場合は、必ず貯金もしておきましょう。